第38回 銀行の遺産整理業務とは何だろう?!

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江幡 吉昭

2020-01-17

第38回 銀行の遺産整理業務とは何だろう?!

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遺言作成をはじめとして、相続のお手続きは銀行が一番高い!ということを皆さんよくご存じだと思います。
その中でも特に「銀行に何百万も取られた・・・」とよく聞くのが遺産整理業務です。今回はその遺産整理業務を
見ていきたいと思います。

遺産整理業務とは?

遺産整理業務とは、亡くなった方の相続人の調査(相続人って誰がいるのか?)や、遺産の名義変更や解約払い戻し手続き全般
のことです。この業務の中で特に面倒なのが、相続人を確定させるための戸籍謄本など「公的書類の収集」と、
「故人名義の口座の凍結解除や払い戻し」作業です。
相続人の中に平日に銀行や役所に行くことができるような人がいればいいのですが、昼間仕事をしていたり、
足腰が悪く外に出られない相続人の方も大勢います。そういった方がこのサービスを利用するのです。 

遺産整理業務の報酬相場

次に、銀行大手4行の報酬体系について、以下のとおり一覧にまとめましたのでご紹介します。
大手4行以外の銀行の報酬体系を知りたい場合は、ぜひその銀行に行って尋ねてみてください。
基本的にはどこも横並びの料金体系なので以下と大差ないとは思います。

第38回 銀行の遺産整理業務とは何だろう?!の画像

※上記はあくまで銀行の報酬であり、別途、相続税などの税金をはじめ、税理士報酬、司法書士報酬、その他必要書類の取得費用などの実費が発生します。



この表だけだとイメージがつきづらいと思いますので、具体例を挙げてみましょう。

遺産整理業務を頼んだ場合の具体例

■例えば、合計8,000万円の遺産があり、R銀行の場合の報酬額
(預金や不動産等の財産内訳は考慮していません。)
①5,000万円以下の部分 5,000万円×2.20%=1,100,000円
②5,000万円を超え1億円以下の部分 3,000万円×1.65%=495,000円
① +②=1,595,000円(税込)

なんと160万近い費用を銀行に支払う必要があるのです。先ほども申し上げた通り、この遺産整理業務は書類の収集と預金口座の解約や払い戻しが主です。大変ではありますが、頑張れば自分(相続人の方々)でできる業務を外部(銀行)に頼むのに車が一台買えるような費用が掛かるのです。
またこの遺産整理業務でどの銀行でも共通しているのが
「最低報酬額が110万円」ということです。遺産が5000万円であろうと、1000万円であろうと
とにかく110万円は最低かかるということなんです。 

遺産整理業務と相続申告業務は別もの

また、これも誤解が多いところではありますが、「遺産整理業務と準確定申告や相続税の申告は別の業務」です。準確定申告とは亡くなった方の「その年の1月~亡くなるまでの収入に対して行う確定申告」のことです。
ですのでこれも頑張れば自分でできる業務ではありますが、亡くなってから4か月以内に税務署に申告する必要があります。
一方で、相続税の申告はみなさまご存じの通り、亡くなった方が基礎控除以上の遺産を残した場合、亡くなってから10か月以内に税務署に相続税の申告をする必要があります。世の中に存在する遺産整理業務にはこれらの「準確定申告」や「相続税申告」は含まれておりませんので別途費用が掛かることになります。
なお、一般的には準確定申告は手間にもよりますが、給与所得のみの方で
5万円前後(不動産所得が複数あったりすると値段は上がります)が税理士の先生に払う報酬の相場です。
また相続税の申告は確定申告とは難易度が異なるので、自分で行うのはおすすめできません。
そこで税理士の先生にお願いすると遺産に対して1%前後が申告料の相場となっています。
よって、相続税の申告は専門家にお願いするとしても、まとまった金額が発生するのが避けられません。
そこで遺産整理業務はなるべく費用を抑えたほうがいいと思います。
(新車1台買えるお金がかかるので) 

 

アーレスリアルエステート

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