第29回 借地権はトラブルが多い

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貞方 大輔

2021-10-22

第29回 借地権はトラブルが多い

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借地権とはなんでしょうか?
所有権は自分のもの。
一方、借地権は土地を借りて、主にそこに建物を建てて自分で住んでいるもので、“建物は自分のもの、土地は人のもの”になります。

都内の世田谷区など住宅地に多いもので、土地を借りている借地権者は、土地を持っている地主(底地権者)に地代を払って土地を借りています。
この地代と言われる借地権代は相場より非常に安く、固定資産税の3倍程度と言われており、一般的な賃料と比較するとかなり安いです。
借りている人にとっては良い話なので、それゆえに、この借地権をめぐって多くのトラブルが発生しています。

例えばこんな事例

①底地権者(地主)のもとに、弁護士が突然やって来て(借地権者が弁護士を介して)借地権を買い取れ!と一方的に言ってくる。
②底地権者(地主)が借地権者に対して借地権の買い取りを申し出たところ、法外な値段を請求された。
などです。

こういったケースの場合、値段はあってないようなもので、ゼロ円で借地権を返してもらえるケースから、千万単位のお金が発生するケースまで様々です。
また、非常に難しいのは相続です。借地権者と底地権者の仲が良くても、相続が発生して子供の代になると、それまでの信頼関係はないですから、途端に
揉め出すということもよくある話です。

どのように進めるべき?

このようなケースで頼るのは誰でしょうか?
通常は、不動産会社や弁護士です。
難しいのは込み入った交渉になると非弁行為に該当しますので不動産会社は交渉ができなくなったりします。
一方、弁護士は不動産に関して詳しい人がそれほどいなかったり、そもそも弁護士報酬は非常に高いので、費用が高いということもあります。

これから借地権に関する交渉をする方は、とりあえずはご自身で、当事者間において話をしてみるのがいいと思います。
いきなり弁護士が登場するだけで、普通の方々は態度を硬化させます。

そこで、地権者にしろ、借地権者にせよ、今後交渉しようと考えている方は、まずは、第一に相手を知ることが大事だと思います。
交渉の相手方である地権者or借地権者はどのような方なのか、仕事はしているのか、お金に困っていないか、暮らしぶりはどうなのか、等々です。

そして、相手がどんな人か分かったら、借地権に関してどう考えているのか、弁護士などを立てることなく、その人にとりあえずお伺いを立ててみるという
ことが大事だと思います。もちろん、そこまで丁寧にやる必要はないかもしれませんが、人と人との関係なので丁寧にやって損はありません。

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貞方 大輔

立命館大学卒業後、大手生保を経て、アレース・ファミリーオフィスへ入社。
取締役西日本支社長。
一般社団法人相続終活専門協会 代表理事

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